第2回「自信が持てない」と悩んでいるあなたへ
カウンセリングでは、「自信が持てないんです」「どうしても自分を好きになれません」といった悩みのご相談を受けることが多いものです。
それでも僕は……「自分のことをまったく愛していない」という人はいない、と思っています。誰しもが大前提として、自分自身のことを絶対的に愛しているし、自分が“かけがえのない存在”なのだということを、ちゃんとはじめからわかっています。
ただ、僕たちの心の中には、自分への愛情をはかるメーターのようなものがあるのです。
そして、「今日はあれがうまくできなかった、あの人に嫌われたかも……」といったちょっとしたトラブルがたまたまあったときに、つい「あれ、メーターが下がった?」と思ってしまう。
だから、元の位置にメーターを上げなければ、早く回復させなければ、と考えて焦る。苦しくなる。
一方で、ほめられたときや順調なときは、「やっぱり、自分にはいいところがあるんだ!」と満足する。
そんな自分への絶対的な愛情――つまり「自尊心」が、しっかりと心の根っこにあることを、無意識にどこかでわかっているのです。
◎あなたにはいつでも“かわいい自尊心”がある
僕たちは、「自分は素晴らしい」ということを、本当はちゃんと知っています。
それでも何か安心できるぐらいの“証拠”がほしくて、“目に見える形”として確認したくて、一所懸命「自分を好きになるための活動」をしているのかもしれません。
だから、次のことをずっと思いながら、毎日を暮らしてみてください。
「私には、いつでも自尊心がある。
その自尊心は、何があっても減ることはないし、傷つきもしない」
自分の胸の中に、愛情いっぱいに満たされた、プルンプルンで元気な自尊心があるところをイメージしてみてほしいのです。
ピンク色で、プルンプルンで、いつも笑っている自尊心です。
うまくいかないとき、落ち込んだとき、悩んだとき、立ち止まったとき――そんなときでもずっと変わらない“かわいい自尊心”があなたにはあることを、思い出してみてください。
◎「自分が楽しむこと」を最優先していい!
そして、自尊心を大事にするときに必要なことは、あまり他人のことを考えすぎないということ。
以前の僕は、何かの幹事をするにしても、イベントを催すにしても、“来てくれる人たちに喜んでもらうこと”ばかりを考えていました。けれど、そうやって「みんなのために」と考えれば考えるほど、そのイベントは面白くならないのです。
しかし不思議なことに、みんなの要望を一切無視して、「自分がやりたいことを、みんなでやる」「自分が行きたいところへ、みんなを連れていく」そんなときのほうが、喜ばれるのです。
だから、たとえば飲み会の幹事をするときでも、みんなが喜ぶ店を探すのではなく、「自分が一番食べたいものを選ぶ」。
イタリアンを食べたいと思ったから、イタリアンを予約する。
舞妓さんと遊びたいと思ったから、舞妓さんと遊ぶことにする。
山に登りたいと思ったから、登る。
つねに“自分基準”で、しっかりと自分の行動を決めていくのです。
そのようにして、ある意味ワガママに、「誰より自分自身が徹底的に楽しむぞ!」と思える選択を恐れずにしてみると、自然に「自信」が心の中に育っていき、人生が大きく変わっていくんですよ。
それでも僕は……「自分のことをまったく愛していない」という人はいない、と思っています。誰しもが大前提として、自分自身のことを絶対的に愛しているし、自分が“かけがえのない存在”なのだということを、ちゃんとはじめからわかっています。
ただ、僕たちの心の中には、自分への愛情をはかるメーターのようなものがあるのです。
そして、「今日はあれがうまくできなかった、あの人に嫌われたかも……」といったちょっとしたトラブルがたまたまあったときに、つい「あれ、メーターが下がった?」と思ってしまう。
だから、元の位置にメーターを上げなければ、早く回復させなければ、と考えて焦る。苦しくなる。
一方で、ほめられたときや順調なときは、「やっぱり、自分にはいいところがあるんだ!」と満足する。
そんな自分への絶対的な愛情――つまり「自尊心」が、しっかりと心の根っこにあることを、無意識にどこかでわかっているのです。
◎あなたにはいつでも“かわいい自尊心”がある
僕たちは、「自分は素晴らしい」ということを、本当はちゃんと知っています。
それでも何か安心できるぐらいの“証拠”がほしくて、“目に見える形”として確認したくて、一所懸命「自分を好きになるための活動」をしているのかもしれません。
だから、次のことをずっと思いながら、毎日を暮らしてみてください。
「私には、いつでも自尊心がある。
その自尊心は、何があっても減ることはないし、傷つきもしない」
自分の胸の中に、愛情いっぱいに満たされた、プルンプルンで元気な自尊心があるところをイメージしてみてほしいのです。
ピンク色で、プルンプルンで、いつも笑っている自尊心です。
うまくいかないとき、落ち込んだとき、悩んだとき、立ち止まったとき――そんなときでもずっと変わらない“かわいい自尊心”があなたにはあることを、思い出してみてください。
◎「自分が楽しむこと」を最優先していい!
そして、自尊心を大事にするときに必要なことは、あまり他人のことを考えすぎないということ。
以前の僕は、何かの幹事をするにしても、イベントを催すにしても、“来てくれる人たちに喜んでもらうこと”ばかりを考えていました。けれど、そうやって「みんなのために」と考えれば考えるほど、そのイベントは面白くならないのです。
しかし不思議なことに、みんなの要望を一切無視して、「自分がやりたいことを、みんなでやる」「自分が行きたいところへ、みんなを連れていく」そんなときのほうが、喜ばれるのです。
だから、たとえば飲み会の幹事をするときでも、みんなが喜ぶ店を探すのではなく、「自分が一番食べたいものを選ぶ」。
イタリアンを食べたいと思ったから、イタリアンを予約する。
舞妓さんと遊びたいと思ったから、舞妓さんと遊ぶことにする。
山に登りたいと思ったから、登る。
つねに“自分基準”で、しっかりと自分の行動を決めていくのです。
そのようにして、ある意味ワガママに、「誰より自分自身が徹底的に楽しむぞ!」と思える選択を恐れずにしてみると、自然に「自信」が心の中に育っていき、人生が大きく変わっていくんですよ。
著者プロフィール
心屋仁之助(こころや・じんのすけ)
心理カウンセラー。兵庫県生まれ。
大手企業の管理職として働いていたが、家族に起こった事件がきっかけとなり心理療法を学び始める。
それが原点となり、「自分の性格を変えることで問題を解決する」という「性格リフォーム」心理カウンセラーとして活動。
現在は京都を拠点として、全国各地でセミナー活動やカウンセリングスクールを運営。
その独自の「言ってみる」カウンセリングスタイルは、たったの数分で心が楽になり、現実まで変わると大評判。
発行しているメールマガジン「たった一言! あなたの性格は変えられる!」は3万人を超える読者に支持され、公式ブログ「心が 風に、なる」は月間350万アクセスの人気ブログ。
『「心が凹んだとき」に読む本』『心屋仁之助の今ある「悩み」をズバリ解決します!』『心屋仁之助のあなたは「このため」に生まれてきた!』『心屋仁之助の心配しすぎなくてもだいじょうぶ』(以上、三笠書房《王様文庫》)、『「人間関係が「しんどい!」と思ったら読む本」(中経出版)をはじめ、著書多数。
心理カウンセラー。兵庫県生まれ。
大手企業の管理職として働いていたが、家族に起こった事件がきっかけとなり心理療法を学び始める。
それが原点となり、「自分の性格を変えることで問題を解決する」という「性格リフォーム」心理カウンセラーとして活動。
現在は京都を拠点として、全国各地でセミナー活動やカウンセリングスクールを運営。
その独自の「言ってみる」カウンセリングスタイルは、たったの数分で心が楽になり、現実まで変わると大評判。
発行しているメールマガジン「たった一言! あなたの性格は変えられる!」は3万人を超える読者に支持され、公式ブログ「心が 風に、なる」は月間350万アクセスの人気ブログ。
『「心が凹んだとき」に読む本』『心屋仁之助の今ある「悩み」をズバリ解決します!』『心屋仁之助のあなたは「このため」に生まれてきた!』『心屋仁之助の心配しすぎなくてもだいじょうぶ』(以上、三笠書房《王様文庫》)、『「人間関係が「しんどい!」と思ったら読む本」(中経出版)をはじめ、著書多数。
バックナンバー
- 2013年06月13日 第1回「○×思考」を手放して、ゆる~く楽に生きてみよう!
- 2013年07月26日 第2回「自信が持てない」と悩んでいるあなたへ
- 2013年08月26日 第3回「ほめ言葉」は“そのまま”受けとっておこう
- 2013年10月01日 第4回 勇気を出して、“今までの逆”をやってみる
- 2013年10月25日 第5回 嫌われてもいい──「いい人」を演じるのは、もうやめた!
- 2013年11月28日 第6回 “荷物”は少なく、身軽にいこう!