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新版 歴史の終わり〔下〕

新版 歴史の終わり〔下〕
著者
フランシス・フクヤマ
訳・解説
渡部昇一
解説
佐々木毅
書籍
2020年08月28日発売
ISBN
9784837958017
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◆歴史を前進させる「原動力」とは?
これから世界の、日本の歴史はどう進むのか?

・人間の「優越願望」が歴史に与える影響
・歴史から見た日本人の「労働倫理」
・「権力」と「正統性」との力関係
・脱歴史世界と歴史世界
・「歴史の終点」には何があるのか

人間の歴史の進展を、たんなる人命の保全と財産追求以外の視点からとらえる、深い洞察と知的刺激に満ちた大著!

【かつて、これほど世界中で話題をさらった歴史書はない。
人間の可能性とゆくえを鋭く示唆し、実に歯ごたえのある本だ。──渡部昇一(上智大学名誉教授)】

[著者紹介]
フランシス・フクヤマ(Francis Fukuyama)
1952年シカゴ生まれ。日系三世。ハーバード大学で政治学博士。アメリカ国務省政策企画部次長、ワシントンD.C.のランド研究所顧問、ジョンズ・ホプキンズ大学教授などを経て、スタンフォード大学フリーマン・スポグリ国際研究所オリヴィエ・ノメリニ上級研究員、同大学民主主義・開発・法の支配センター・モスバッカー・センター長。
1989年ベルリンの壁崩壊前に発表した、冷戦の終結を予見し、冷戦後の世界の姿を示した論文『歴史の終わり』は、全世界に大きな衝撃を与えた。その論文の基本テーマに対する思考を深め、考察の範囲を広げたのが本書である。祖父は大阪商大(大阪市立大学の前身)の初代学長を務めた河田嗣郎氏。
著書に『「信」無くば立たず』(三笠書房)、『政治の衰退』『政治の起源』『アメリカの終わり』(以上、講談社)、『IDENTITY(アイデンティティ)』(朝日新聞出版)など。

渡部昇一(わたなべ・しょういち)
1930年生まれ。上智大学名誉教授。英語学者。深い学識と鋭い評論でも知られる。著書に『自分の壁を破る人 破れない人』『「人の上に立つ人」になれ』『自分の品格』(以上、三笠書房)、『知的生活の方法』(講談社)、『知的余生の方法』(新潮社)、訳書に『自分の時間』(A・ベネット)、『自分のための人生』(W・ダイア―)、『自分を鍛える!』(J・トッド)、『改訂新版 人間 この未知なるもの』(A・カレル)などがある〔以上、訳書は三笠書房〕。

佐々木毅(ささき・たけし)
1942年秋田県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学教授、東京大学総長等を経て、日本学士院会員・東京大学名誉教授・学士会理事長。博士(法学)。専攻は政治学・西洋政治思想史。文化勲章受章。
著書に『政治学講義』(東京大学出版会)、『マキアヴェッリの政治思想』(岩波書店)、『いま政治になにが可能か』(中公新書 吉野作造賞)、『プラトンの呪縛』(講談社 和辻哲郎文化賞 読売論壇賞)、『政治に何ができるか』(講談社 東畑記念賞)、『政治学は何を考えてきたか』(筑摩書房)など多数。