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眠れないほど面白い『雨月物語』妖美怪奇な9つの話

眠れないほど面白い『雨月物語』妖美怪奇な9つの話
著者
由良弥生
書籍
2015年09月28日発売
ISBN
9784837967651
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「雨はれて、月おぼろにかすむ夜――」
三島由紀夫、谷崎潤一郎も愛した怪談『雨月物語』を大胆・鮮やかに再現。

【祟り神】天皇家が700年間も恐れた怨霊『白峯』
【元祖ボーイズラブ!?】試される義兄弟の絆『菊花の契り』
【映画で有名】帰らぬ夫と待つ妻『浅茅が宿』
【不思議体験】魚に変身した画僧の物語『夢応の鯉魚』
【異形のモノ】うかつな親子が遭遇・高野山の怪『仏法僧』
【驚愕のラスト】お告げに背いた夫婦『吉備津の釜』
【ずっと一緒に…】追う女・追われる男『蛇性の婬』
【人喰い】美童に溺れた僧の猟奇的事件『青頭巾』
【予知】お金好きの武士と黄金の精霊との問答『貧富論』
……全9話

美しい言葉で綴られた中世日本の残酷な物語。
心の奥にじわりじわりと染みこむ――!

[もくじ]
巻の一 
白峯(しらみね)
菊花の約(きっかのちぎり)

巻の二
浅茅が宿(あさじがやど)
夢応の鯉魚(むおうのりぎょ)

巻の三
仏法僧(ぶっぽうそう)
吉備津の釜(きびつのかま)

巻の四
蛇性の婬(じゃせいのいん)

巻の五
青頭巾(あおずきん)
貧福論(ひんぷくろん)

[著者紹介]
由良弥生(ゆら・やよい)
日本や世界の読み物文学に興味をいだき、古典や伝承の追究を続けている。
地域をこえて共通する比喩的表現に関心をもち、童話や昔話の再現に挑戦、ベストセラーを次々と生み出す。
当時の世相、風俗、恋愛、さらには人々の深層心理を探り、大胆に描写するその巧みな筆致は多くの人に支持され、高い評価を得ている。
著書に、『大人もぞっとする 初版「グリム童話」』『大人も眠れないほど恐ろしい 初版「グリム童話」』『大人もぞっとする 原典「日本昔ばなし』『眠れないほど面白い「古事記」』『息つく暇もないほど面白い「源氏物語」』『眠れないほど面白い「今昔物語」』『読めば読むほど面白い「古事記」75の神社と神様の物語』(三笠書房《王様文庫》)などがある。