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マンスリーエッセイ

山川紘矢 + 山川亜希子 スピリチュアル成功法則――世界からあなたへ

第7回人生は決まっているのでしょうか――運命の探し方

こんにちは、山川紘矢です。職業は精神世界の本の翻訳をしています。
今日は人間の運命について考えてみたいと思います。
人の運命ってあると思いますか? 僕の年齢(68歳)まで生きてくると、人にはやはり運命というものがあるのではないかと思います。大切なことは自分の運命を十分に生かして、幸せな人生を送ることではないかと思います。幸せの形はいろいろあると思いますが、自分が心の底から満足のゆく人生であったらいいな、と思うのです。現世的に高い地位を占めるとか、有名になるとか、金持ちになる、ということはあまり大切ではないと思っています。
もちろん、人によってはそれがすべてという人もいるかもしれませんが。人にはそれぞれ一番似合った人生があるのではないでしょうか。波乱万丈の人生がいい人もいれば、平和でのどかな人生がいいと思う人もいるでしょう。

僕の父は79歳で天寿を全うしました。職業は高校の先生だったのですが、死ぬ時は「ああ、いい人生だった」と言って亡くなりました。母も今年100歳と4カ月であの世に旅立ちました。母もまた、「いい人生だった」と言って、幸せの中で寿命を全うしました。子供の僕としては、いい親にめぐまれたな、と思っています。

両親は今頃、あちら側で何をしているのでしょうか。父の人生も、母の人生も戦争もあり、戦後のひどい貧困と食糧難の中で苦労をし、7人もの子供を育てるために、大変な思いをした時期もあったことでしょうが、「終わりよければすべてよし」の人生だったのです。人の運命は生まれた国、場所、どのような両親のもとに生まれたか、どのような環境で育ったか、両親の仕事は何だったか、どのような教育を受けられたか、何の仕事についたか、どのような伴侶と一緒になれたか、家族をどのように育てたか――などで、「運命が決まる」といえるかもしれません。最近、読ませていただいた櫻井秀勲さんの「運命学」によりますと、その人の名前、生まれた日時の星の位置、その人が両親から受け継いだ遺伝子によって、運命が決まるそうです。不思議ですね。星の位置で運命が決まるなんて。

でも、この世には人智の及ばない不思議な領域があることも確かです。特に精神世界関係の仕事をしていますと、魂の領域や、数秘学、エニアグラム、タロットなど、科学だけでは説明ができない世界が本当にあるものです。どうして誕生日の数字によって、運命が決まるのか、昔の自分であったら、とても受け入れられなかったことが、人生を体験することによって変わりました。では、あなたは運命を変えられると思いますか? もし、変えられないとしたら、一生懸命に努力しても、無駄だということになります。一般的には、「運命は変えられる」と考えた方が生きやすいし、合理的な気がします。

ところがスピリチュアルな世界では、人の運命はあらかじめ「決まっている」いう考え方もあります。運命は神様にお任せして、今の瞬間だけに焦点を当てて生きるのです。すると人生はとてもうまくいくのです。つまり、運命は決まっていて、出会う人には必ず、出会うようになっている。ものごとには偶然はない、と考えます。私たちの本質は魂であり、生まれる前に今回の人生のシナリオを決めて、生まれてくるといのです。自分が生まれる国、時代、両親、どんな人生を生きるか決めてくる、ということです。誕生日も自分で選んで生まれてくるのです。そして、人生は体験と学びであると考えます。
その視点から見てみれば、人生には成功も失敗もなく、ただ、自分が体験しようと計画してきたことを体験していることになります。自分の本質に目覚めることこそが人生の目的になります。どんな人生にも失敗はない、どんな体験もすべてが尊くかけがえがないのですから、この瞬間を深く味わいなさい、ということになります。

人生の目的は「幸せになる」ということです。どんなに大金持ちになっても、有名になっても、心に安らぎと喜びと感謝の気持ちがわいてこなかったら、成功した人生とは言えないのではないでしょうか。最大多数の人々が最大幸福を追求できる社会をつくりたいものです。各自が与えられた環境で、どれだけ自分の幸せを達成するか、ということです。

大切なのは、自分の外に幸せを求めようとするのではなく、自分の中を探求することが大切なのです。本当の意味での人生の幸せが見つかるのではないでしょうか。瞑想をもっとして、自分の心の声を聞くようにしたいものです。自分が本当にしたいことをすれば、自分の運命の流れに乗り、最高の人生を生きられるのではないでしょうか。自分自身を知るために、エニアグラムや数秘学を学んでみるのもいいでしょう。

自分が今生、この日本に生まれてきたのは何をするためなのだろう、と考えてみることが、とても大切。「自分自身を知る」旅は興味がつきません。運命と幸せ探しの原点は「自分の中に」が原点です。


著者プロフィール

山川紘矢(やまかわ・こうや)
翻訳家。1941年、静岡生まれ。東京大学法学部卒業。大蔵省に入省し、マレーシア、 アメリカなどで海外勤務を重ねる。1987年に退官して翻訳家になる。

山川亜希子(やまかわ・あきこ)
翻訳家。1943年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。夫とともに海外生活を体験。外資系会社勤務の経験後、夫の退官にともなって、翻訳の仕事を始める。
訳書に『9日間“プラスのこと”だけ考えると、人生が変わる』(三笠書房)、『ザ・シークレット』『聖なる予言』『アルケミスト』(いずれも角川書店)、『CDブック ワイス博士の前世療法』(PHP研究所)など、ベストセラー多数。

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