”の検索結果
再検索

美しい「大和言葉」の言いまわし

美しい「大和言葉」の言いまわし
著者
日本の「言葉」倶楽部
書籍
2015年11月20日発売
ISBN
9784837983798
このエントリーをはてなブックマークに追加
「今日はいい天気ですね」ではなくて、「今日はいい日和(ひより)ですね」と挨拶されたら、なんとなく「ぽかぽか」してきませんか? なんか「好い日」になりそうな…・。

天気は漢語で、「ひより」は生粋の日本語です。
日本語は、漢語と外来語、そして「生粋の日本語」からなっています。

遠い昔、文字のなかった日本人が話していた、生粋の日本語が「大和言葉」です。

大和言葉は響きが優美で余韻が心に染みる、という特徴があります。
また、相手への思いやりが込められています。

このような大和言葉を会話やスピーチ・文章に取り入れることで、生活やビジネスの場が和み、いままでとは違った雰囲気に彩られます。

日常生活のあらゆる場面で活用できる大和言葉を、実践形式で解説し、その魅力をさまざまな角度から再発見します!

[もくじ]
第1章 ◆おもてなしの大和言葉
お運び お足元 ごゆるり おみ足 心置きなく 嬉しゅう 腕によりをかける お口汚し 上置き 箸休め お粗末さま お召し替え お持たせ お暇 おすそ分け 印ばかりのもの ご笑納ください 心待ち お相伴 卒爾 よしなに 恐れ入る お骨折り 

第2章 ◆相手を称える大和言葉
手だれ 玄人はだし このうえない 得も言われぬ 水際立つ 打てば響く 舌鼓を打つ まろやか うがつ 大人しい いたいけ たおやか 胸に迫る ろうたけた 見目麗しい あっぱれ しおらしい 目端が利く 緑の黒髪 ほんの手慰み

第3章 ◆相手をたしなめる大和言葉
しどけない うだつが上がらない すべからく たかをくくる 何をか言わんや おいそれ 沽券にかかわる 易きにつく 惜しむらくは つまびらか のべつまくなし にべもない 目くじらを立てる あけすけ ほだされる そぞろ あたら おざなり

第4章 ◆気持ちを伝える大和言葉
首ったけ そこはかとなく 憎からず思う おもはゆい あばたもえくぼ 思いのほか 荷が勝つ 決まりが悪い やるせない 目頭が熱くなる 胸をなでおろす 相好をくずす たゆたう 敷居が高い 有頂天 ひとかたならぬ いたく あまつさえ よしんば

第5章 ◆仕事でつかう大和言葉
なりわい お見知り置き お手すき 塩梅 襟を正す しのぎを削る 伸るか反るか 下駄を預ける はっぱをかける やぶさかでない おこがましい 水を向ける ゆるがせにしない いささか 有り体に申しますと 憚りながら 言わずもがな むべなるかな いたみいる いみじくも たなごころ ゆくゆくは ままならぬ とどのつまり 骨休め はなむけ 

第6章 ◆スピーチ・手紙につかえる大和言葉
お力添え ご自愛ください 身に余る ひとしお 気の置けない 幾久しい あやかる ふつつか 宴もたけなわ ひとえに 倦まず弛まず 心ならずも よんどころない 尾籠な話 ことほぐ 来し方行く末 なかんずく 徒や疎かに

第7章 ◆人柄を表す大和言葉
竹を割ったような まめまめしい 奥ゆかしい 心ばえがよい 甲斐甲斐しい ひたむき 物堅い やんごとない いなせ したたか けなげ 生一本 極楽とんぼ かまとと あこぎ 猪口才

第8章 ◆季節・時間を表す大和言葉
日和 うららか 花冷え 東風 陽炎 草いきれ しののめ 暮れなずむ たそがれ 逢魔が時 夕映え 夜の帷 朝な夕な ひねもす とこしえ たまゆら

[著者紹介]
日本の「言葉」倶楽部(にほんのことばくらぶ)
日本古来の言葉を大切にし、未来に引き継いでいくことを目指して活動している研究グループ。
古式ゆかしい言葉から生活に密着した日常語まで、日本語に関するさまざまな事象を幅広く探究し、世に発表している。
独自の視点と、痒いところに手が届くアプローチには定評がある。